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斉燈護摩法要

2009.10.04

10月3日、4日の両日、山梨県河口湖畔の真澄寺別院において、苑主・伊藤真聰導師のもと伝燈の法式に則り斉燈護摩法要(さいとうごまほうよう) が厳修され、その模様は全国の本部・支部に衛星中継されました。 2日目は海外教徒が職衆・承仕(しきしゅう・しょうし) を務め、道場の内外を結界(けっかい) する所作法などがそれぞれの母国語で行われました。 当苑の斉燈護摩は、山や大自然を仏に見たてて修行する修験(しゅげん) の祖・神変大菩薩(じんべんだいぼさつ) が創始、醍醐寺開山・聖宝理源大師(しょうぼうりげんだいし) が再興された「柴燈護摩(さいとうごま) 」の、千年以上にわたる流れを汲む恵印潅頂(えいんかんじょう) に伝わる法儀です。開祖・伊藤真乗は、今から70年前(昭和14年)に醍醐寺において在家法流の最勝である「恵印潅頂」を法畢(ほうひつ) 、更に出家法流の究極「金胎両部伝法灌頂(こんたいりょうぶでんぽうかんじょう) 」を修め、やがて大般涅槃経(だいはつねはんぎょう) の功徳を顕(あらわ)す密教として独自に「真如密(しんにょみつ) 」を打ち立てました。斉燈護摩は、その真如密に則り野外で修される護摩で、「斉」の字には「きよめる」、「ひとしい」という意があり、「一切をひとしく救 う」開祖の願いが込められています。

 

斉燈護摩法要
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