6月9日(木)午前11時より応現院(立川市泉町)において、苑主・伊藤真聰の導師による「教導院様定心感謝 聖地親苑荘厳・境内地蔵尊安座法要」を執行しました。
この度の法要で総本部(立川市柴崎町)境内に安置された地蔵菩薩像は、もともと開祖伊藤真乗の長男・智文(法号;教導院智文善童子,1934-1936) の七回忌にあたる昭和17年6月9日に荘厳されたもの。教導院は、開祖が立教してから4ヶ月後の昭和11年6月9日に1才11ヶ月で亡くなっているが、教 導院の死後に救われた体験を語る教徒が多くなり、自然と教導院の土台の働きに感謝する信徒が増えていきました。その後、当時の信徒たちが教導院の七回忌に あわせて地蔵尊を荘厳することを発願。以来、多くの信徒が総本部を訪れる度に参拝していた地蔵菩薩像です。 この地蔵尊は、総本部耐震改築工事が行われたため、2010年2月より応現院に移設されていましたが、昨年末に総本部の荘厳工事が完了。再び総本部境内の もとの荘厳場所に戻されることとなり、69年前の荘厳日と同じく教導院の命日である6月9日に安座法要が行われることとなりました。
本法要に先立ち、今月8日には総本部境内にて地鎮壇鎮の儀が行われ、聖瓶・五穀が地蔵尊の下に安置されました。引き続いて代表教徒参列のもと地蔵尊お清めの儀が行われ、苑主による洒浄と浄水供養が行われました。
法要当日の6月9日、代表教徒をはじめ多くの教徒が参集する中、11時に法要が開式。苑主の導師にあわせて教徒一同が読経に唱和。大般涅槃経の読誦、讃歎文の奉読、導師による神分奏上と続き、地蔵尊の洒浄も行われました。
読経後、挨拶にたった苑主は、「各依処でご参座の皆様、海外全国の教徒方も、大悲地蔵尊の功徳にふれることができました。お地蔵様は万霊供養、功徳廻向の 菩薩です。東日本大震災の犠牲者をはじめとし、一切諸霊衷心廻向、被災者息災安穏、そして涅槃聖句の『衆生に代わりて大苦を受けん』の如く世界の苦悲の身 代わりとなって、冥助を渡してくださるのがお地蔵様でいらっしゃいます。地蔵菩薩の大慈を我が身に表し、善行を重ね、精舎の荘厳行に勇躍して参りましょ う。優しい心、慈悲の心をお持ちいただきますように」と参座の教徒に語りかけました。
この法要の模様は、全国93ヶ所の本部支部に衛星中継で送られた。