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震災百ヶ日に「忌日法会」・「密葬法会」を奉修
2011.06.18
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6月18日(土)11時より応現院(立川市泉町)にて「忌日法会」を奉修し、同日13時より東北本部(岩手県盛岡市)にて「密葬法会」を奉修しました。
「密葬法会」を執行するのは、今回で3回目。これまで、菩提寺が被災したために通夜葬儀が執り行えない信徒方などを対象に、東北本部で4月4日と4月 29日の2回修してきました。また、「忌日法会」は、七日毎の忌日の日に営まれる合同法会で、応現院で行っています。4月7日に四・七日法会、その後七日 おきに4月28日の七・七日(四十九日)まで重ね、6月18日に百ヶ日法会を迎えました。これまで奉修された忌日法会は5回。
震災より百ヶ日を迎えた6月18日、供養の申込みは当日まで続き、忌日法会には82名、密葬法会には39名の震災犠牲者の方々の白木の位牌が仏前に荘厳 されました。いずれの法要も真如密に則して執行され、導師による修法と所作が続く中、理趣経、大般涅槃経純陀品が読誦され、参座の遺族も唱和しました。読 経中、導師が亡くなられた方々の名前を一人ひとり読み上げた後に、諷誦文が読み上げられ、不動明王慈救咒が唱え続けられる中、参座者一同により焼香が行わ れました。その後、再び導師が犠牲となられた方々の名前を読み上げ、廻向の祈りを捧げました。
応現院の忌日法会には、長塚充男教務長も焼香を捧げ、参座のご遺族に言葉をかけました。「継主様(苑主)は朝に夕に犠牲者のために廻向の祈りを毎日欠かさ ずなさっています。また、真如教徒全員が祈っております。私たちも利他の実践に取り組ませて頂きながら、亡くなられた方々と一緒の思いで精進していきたい と思います。」 法要終了後には、忌日法会でご供養申し上げた故人の法名紙が参列した遺族に手渡されました。
法要・行事