7月15日(日)11時より応現院(立川市泉町)にて、苑主・伊藤真聰を導師に真如密に則り「霊祖生誕百年 盂蘭盆会」を奉修しました。法要の模様は全国本部支部94ヶ所に中継され、午後もVTRで参座の機会が設けられた総本部と応現院には合計約1万名が参集しました。
諸霊を迎えて懇ろに廻向を手向ける
真如苑では、毎年7月に「迎え盆」、「盂蘭盆会」、「送り盆」を行い、諸霊への廻向を手向けています。13日の「迎え盆」では、境内でおがらを燃やして迎 え火を焚き、各家先祖・関係諸霊、昨年の東日本大震災で犠牲となられた方々、全世界の天災・人災・紛争による犠牲者、有縁無縁の諸精霊をお迎えしました。
その後、15日には「霊祖生誕百年 盂蘭盆会」を苑主・伊藤真聰を導師に奉修し、13日にお迎えした一切万霊に廻向の祈りを運びました。苑主により洒浄が行われ、続いて聖壇に諸精霊を引摂し、飲食供養を捧げて懇ろに廻向を手向けました。
法要後、挨拶にたった苑主は、開祖・伊藤真乗と妻・摂受心院が、どんなに悲しい状況にあっても他の救いに懸け、一切万霊への廻向を向け続ける中に諸尊が荘 厳、そして新仏舎ならびに大涅槃尊像完成への道がついたことを述べました。また、今年は初代苑主であり、接心の基を築いた摂受心院の生誕百年の年にあた り、幼き頃の不遇な境涯の中に育ちながらも、怨親を越えて全てを許し慈しんだ法母の姿を偲びました。苑主は、「融和・利他を足許の実践に活現する ― 社会や学校、家庭にあって、対立ではなく対話し、共に理解し、救け合い、小さな営みに努力してほしい」と語りかけました。
翌16日の「送り盆」では、再び総本部境内で送り火を焚き、地蔵尊の前にある池に灯籠を浮かべ、諸精霊をお送りしました。
8月は「水施餓鬼廻向法要」ならびに「河口湖灯籠流し」を開催
8 月16日(木)午前11時からは、真澄寺山梨別院(山梨県南都留郡富士河口湖町)にて水施餓鬼廻向法要を苑主・伊藤真聰を導師に奉修。同日夕刻には河口湖畔の大石公園と周辺湖畔遊歩道において、地元住民をはじめ一般の方々とともに灯籠流しを開催いたします。
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