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水施餓鬼廻向法要、河口湖灯籠流し

2012.08.16

8月16日(木)11時より山梨・真澄寺別院(山梨県河口湖町大石)において、苑主・伊藤真聰を導師に水施餓鬼廻向法要を執行いたしました。
この法要は、開祖・伊藤真乗とその妻友司(初代苑主・摂受心院)が、昭和27年に茨城県霞ヶ浦の歩崎長禅寺での大祭に併せて、各家先祖をはじめ有縁無縁の 一切万霊に廻向の祈りを込め灯籠を流したのがはじまりで、昭和56年に場所を現在の河口湖に移した後も毎年行っている法要です。
この日山梨・真澄寺別院には首都圏より代表教徒約1450名が参集。なお法要は衛生中継で応現院(立川市泉町)をはじめ全国95箇所を繋いで行われました。
11時の法要開式と共に導師・伊藤真聰が入場し、厳粛な空気の中参座者一同で読経唱和。真如密に則し導師の修法が進む中、一切諸精霊に向け飲食供養が手向 けられました。その後内陣壇上に荘厳されていた4艘の親灯籠(灯籠流しの中心的灯籠)は、精舎から河口湖湖上へと移動され、1つずつ丁寧に湖面へと流され ました。
導師を努めた苑主は壇上にて、灯籠の灯火を通し、「他の為に灯火をかかげて」と初代苑主・摂受心院の言葉を引用し、自らが身近な周囲の役に立てる存在になってゆく大切さを述べました。

 

河口湖灯籠流し
 

その後同日夕刻には、「河口湖灯籠流し」(主催:「河口湖灯籠流し実行委員会」、協賛:真如苑)が、河口湖湖畔の大石公園において開催されました。 「河口湖灯籠流し」は、当苑が昭和56年から河口湖大石地区で行ってきた灯籠流しを、より多くの一般の方々に参加して頂けるようにと、平成19年から富士 河口湖町はじめ地元観光協会等諸団体の協力により行われるようになり今年で6回目を迎えました。
灯籠は当日、無料配布され、亡き方々にむけたメッセージ等を自由に記入し、自身で湖面に流すことができます。灯籠を受け取られた参加者はそれぞれにメッ セージを記入され、中には東日本大震災の犠牲者に向けた内容の灯籠も見受けられました。会場には地元や県内外から約2千人の参加があり、18時30からの 式典ではオーケストラの演奏と当苑声明衆による声明の優しい音色と共に灯籠が流され、約1800艘の灯籠が夕闇迫る富士山を背景に湖面を彩りました。

※ 河口湖灯籠流し公式サイト http://toronagashi.jp/

 

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