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今年も震災復興支援 狂言公演に協力

2014.10.07
10月7日、8日、9日の3日間、東日本大震災で被災された方々に笑いを届ける文化的支援活動のひとつで、2011年から続いている「京都大蔵流 茂山千五郎家」の狂言公演に、真如苑が協力・助成支援しました。7日には盛岡市内の古民家群を改装した「もりおか町家物語館」の「浜藤(はまとう)ホール」にて 「町家de狂言~大蔵流狂言公演」が行われ、8日、9日にかけては、文化庁が主催する「文化芸術による子供の育成事業(芸術家の派遣事業)~東日本大震災 復興支援対応」の一環として、狂言師4名が北上市内の小・中学校を訪問、公演を行いました。

10月7日、江戸時代後期に造られた市の保存建造物である酒蔵を演劇ホールとして改装し、昨年8月に新たな息吹を吹き込まれたばかりの浜藤ホール には、東日本大震災で被災し、盛岡市内のみなし仮設で避難生活を送る三陸沿岸部の住民、盛岡市内の地域住民など約100名が招待され、狂言師6名が演じる 伝統演目『蚊相撲(かずもう)』『清水(しみず)』『蝸牛(かぎゅう)』の3演目を楽しみました。終演後、観客からは「被災してから3年以上続く避難生活 の中での気分転換になった」「約20年前、同じ演目を見た時の思い出が一時に蘇り、久々に楽しい気分にひたることができた」などの感想が寄せられました。

8日、9日は、狂言師4名が盛岡市内と北上市内の小・中学校計3カ所を訪問。生徒や教師、保護者、地域住民ら約960名が、体育館を舞台に、小学校の国語 の教科書にも登場する『柿山伏(かきやまぶし)』『附子(ぶす)』の2演目を楽しみました。「今回が古典芸能に触れる初めての機会」という生徒も多い中、 観客の空気に合わせて古式ゆかしい言い回しの中に時折紛れ込む現代風のコミカルな合いの手、絶妙な間合いで入る即興芸など、「昔から伝わる普遍的な笑いの 芸能」「室町時代の“新喜劇”」とも言われる狂言の持つ魅力にひきこまれた観覧席からは終始笑いがこぼれました。「狂言を初めて見て、こんなにおもしろい とは思わなかった」という感想も聞かれ、顔を見合わせて楽しそうに笑いあう生徒たちの姿が印象的でした。

それぞれの公演前には、狂言師・丸石やすし氏による狂言の解説が行われました。「狂言は演じ手と観客が互いに想像力を働かせてこそ楽しめる」という親しみやすく愛嬌あふれる解説は、狂言と観客との距離をぐっと近づけました。舞台後、挨拶に立った茂山あきら師は「古典は古いが、その内容はわかりやすい。これ からも親しんでいただき、私たちの祖先、先輩の作ってきた文化を知ってほしい」と語りました。

社会貢献活動
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