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苑主、国連環境計画本部にてスピーチ

2012.03.02

「環境と癒し」について語る国際会議が、3月2日(金)9時(現地時間;日本時間15時)より、国連環境計画(UNEP)本部(ケニア・ナイロビ)にて行われ、真如苑・伊藤真聰苑主が参加、スピーチと仏教伝統の儀式を行って祈りを捧げました。
この国際会議は、NGO団体「GPIW(女性による世界平和イニシアティブ)」(代表:ディーナ・メリアム女史)の呼び掛けによって開かれたもので、世界 28ヶ国から女性宗教指導者や諸宗教の指導者、環境保護の活動をつづけて来られた方々など300人あまりが集まりました。現代の厳しい環境問題を前に、一 般の市民に何ができるか、女性宗教指導者はいかに地球と人々の叫びに応え、思いやりと慈しみの心を持って、手を取り合って行動していくかが議論されまし た。

UNEP事務局長のアキム・ステイナー氏による開式のご挨拶につづいて、伊藤真聰苑主がスピーチに立ち、「儀礼のもつ癒しの力が環境を守るという課題にい かに応えるか」について語りました。1年前の東日本大震災で体験した自然の力。現代人が豊かさのなかで消費と経済活動をすれば貴重な環境を破壊するジレン マ。――仏教は「欲望こそ人の苦しみの原因である」と説きます。しかし、無理や欺瞞ではなく、ありのままの姿を認め、「利己から利他になるとき、人間の欲 望は清浄(ピュア)な希望となる」と力強く訴えました。そして、欠点がありながらも命を肯定し、誰かの役に立ちたい、子どもたち、自然を守りたいという人 間が根本的に持っているよき願いの力を共に現していくことを呼びかけました。
スピーチの途中、壇上で、煩悩を智慧に変えるとされる経典「理趣経」、そして慈悲を持って救うとされる真言「不動明王慈救の咒」を唱えながら、心の再生を願い、希望に向けた心の覚醒を願う法儀を行いました。

会場からは、「社会に適応し、また力強く変革していく力が、宗教にはあるのだと確信を持つことができました」という声が聞かれました。

このあと、人類発祥の地とも言われるケニア・ライキピア地方に場所を移し、7日まで諸宗教対話が続けられますが、4日夕刻には、「火と水のセレモニー」として伊藤真聰苑主を導師に斉燈護摩併せて灯籠流しが行われる予定です。

 

国連環境計画本部でスピーチ
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