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接心道場 復建上棟式

2013.06.08

6月8日(土)、苑主・伊藤真聰の導師により、真如苑総本部近くの建設予定地(立川市富士見町)にて、「接心道場復建上棟式」が行われました。

 

接心道場は、真如苑の根本道場と呼ばれる真澄寺に次ぐ2番目の仏舎として 1958年(昭和33年)5月20日に落慶。本尊に大涅槃尊像(久遠常住釈迦牟尼如来像:開祖謹刻)を初めて祀り、法要、修行の為に外陣を広くとったホー ル形式のご宝前など、現在の真如苑の寺院の原形となった道場です。 約20年間、多くの信徒に親しまれたこの道場は、昭和52年の発祥第二精舎建設の折やむなく解体となりましたが、平成16年、青年会創立50周年の記念事 業として復建を願い出て以来、全教徒挙げての荘厳行として取り組みを重ね、昨年地鎮祭を執行。このたび上棟式を迎えることとなりました。

 

当日、建設敷地内に設営された大型テント内には、代表教徒や工事関係者約200名が参座。法要の模様は総本部・応現院をはじめ全国本部支部寺院に衛星中継されました。

 

午前11時、法要の開式と共に苑主が入場。読経の中に、工事関係者による『祭文』、代表教徒による『願文』、苑主による『表白』の奉読が行われ、教徒一同、無事に道場の棟上げに至ることのできた感謝の祈りをお捧げしました。 読経に続いて建設敷地の『浄めの儀』、『四方固めの儀』が行われ、最後に全員でご讃題(※1)を唱和しました。
 

上棟式
 

法要後には会場を屋外に移し、57年前の接心道場上棟式に歌われたのと同じ木遣り(きやり※2)の奉納と、上棟の餅まきがおこなれました。餅まきは回線を通じて全国本部支部寺院でも一斉に行われ、和やかな楽しい雰囲気の中に、上棟式は終了しました。

 

餅まきの様子
 

*1 ご讃題とは、当苑が所依の教典とする「大般涅槃経」の教えと功徳を集約した、利他の心で唱える祈りの言葉です。

*2 木遣りとは、重い物を引き上げるかけ声が時代の流れにより歌に代わったもので、寺社などの建築に関わる式典において慶事の意味を込めて歌われるようになったと伝えられています。

 

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